MacLogin クラウド Mac で ECC(Everything Claude Code)完全ガイド(2026)
MacLogin のクラウド Mac mini(Apple Silicon)上で Everything Claude Code(ECC) を運用すると、61 エージェント、246 スキル、レガシー向け 76 本のコマンド shim、フック、ルール、メモリ周辺を、スリープしがちなノート PCではなく常時稼働のネイティブ macOS に載せられます。ECC はコミュニティ製のオープンソース「オペレータ層」であり、affaan-m/ECC(MIT)で保守されています。Anthropic の Claude Code CLI を置き換えるものではなく、Claude Code 公式ドキュメント と併用します。本稿ではレンタル端末への Claude Code 導入から ECC プラグイン/手動インストール、必要な rules/ のコピー、ssh -t と tmux による対話運用、リース終了時のオフボーディングまでをまとめます。
あわせて読む:Claude Code の SSH PTY 手順、初回 SSH とホスト鍵の信頼、SSH keepalive と切断トラブルシュート、クラウド Mac での Multica セルフホスト、Mac mini レンタルと購入の比較、リース終了時のオフボーディング。
引用可能な結論:まずレンタル端末に Claude Code を入れます。各ホストでは ECC の導入経路を1 つだけ選びます(プラグインまたは手動インストーラー。併用しません)。必要な rules/ パックだけをコピーし、対話作業は ssh -t と tmux で運びます。
なぜノート PCではなく MacLogin のクラウド Mac で ECC を動かすのか
ECC は「Claude Code が読み込むハーネス表面」と「リポジトリ内のプロダクトコード」を分離します。前者は ~/.claude、マーケットプレイスのキャッシュ、任意の SQLite 状態に載り、後者は ~/projects/... に留まります。チームが Mac mini M4 を MacLogin で借りる理由は、ネイティブ macOS(キーチェーン、launchd フック、Apple ツールチェーンの一貫性)、常時 SSH(ECC の長時間ループやフックがディスプレイ閉じで途切れない)、データセンター出口(香港、東京、ソウル、シンガポール、米東から api.anthropic.com と npm へ安定到達)が揃うことです。日本国内エンジニアを主対象にする場合は、東京ノードを第一候補にし、往復遅延と帯域を実測してください。メモリは 16GB ユニファイドから開始し、重いエージェントを同時に2 セッション程度に抑えます。ホーム領域は 20GB 以上の空きを確保してください。
ECC リポジトリはスキルを含むためクローンが数百 MB に達します。主コピーはレンタル Mac 側だけに置き、各ノート PCで繰り返し npm install しない運用が望ましいです。並列 /multi-* を多用する場合は swap を監視し、24GB 超への段階的拡張を検討します。
クラウド Mac 上の ECC アーキテクチャ
次の表は、ECC と Claude Code がレンタルディスク上でどの「表面」に載るかを示します(5 行以上)。公開識別子は混同できません。GitHub は affaan-m/ECC、マーケットは ecc@ecc、npm では ecc-universal / ecc-install が一般的です。
| 表面 | レンタル上の場所 | 役割 |
|---|---|---|
| Claude Code CLI | /usr/local/bin/claude または npm グローバル | 対話エージェント、OAuth/API |
プラグイン ecc@ecc | Claude マーケットのキャッシュ | スキル、コマンド、フックをファイル全コピーなしで配布 |
| 手動インストール | ~/.claude/rules/ecc/ など | プラグインだけでは足りないルール/エージェント上書き |
| プロジェクトリポジトリ | ~/projects/... | Git worktree、/multi-* ワークフロー |
| 状態ストア | ECC SQLite/ecc status | 導入ドクター、セッション健全性、作業項目(v2.0+ は --markdown 出力) |
引用可能なルール:/plugin install ecc@ecc のあとで npx ecc-install --profile full を実行しないでください。スキルが二重化し、フック挙動が壊れます。ホストごとに1 経路だけ選びます。
MacLogin リース上の前提条件
ECC の前に、Node v20 以上(インストーラーが npm を使うため)と、ホスト鍵の信頼完了を確認します。秘密情報を書き込む前に 初回 SSH チェックリスト を完了してください。
| 確認 | コマンド | 合格基準 |
|---|---|---|
| macOS | sw_vers | macOS 14 以降を推奨します |
| Node.js | node -v | v20+ |
| Git | git --version | 新しめの git |
| ディスク | df -h ~ | ホームに ≥20GB の空き |
| API 到達性 | curl -s -o /dev/null -w '%{http_code}\n' https://api.anthropic.com | 200 または 403(TLS が張れれば可) |
9 ステップのロールアウト(手順 1〜9)
以下の 9 ステップを順に実行します。後続の 4 セクションで手順 2、4〜6、5、7 を深掘りします。
ステップ 1 — リージョン選定と SSH ログイン
エンジニアの所在地に合わせて MacLogin のリージョンを選びます。国内向けなら東京ノードを優先し、鍵認証で入ります。クライアント側に ServerAliveInterval 60 を設定し、詳細は keepalive の記事 を参照します。
ステップ 2 — Claude Code CLI のインストール
Anthropic の最新手順に従い、macOS へ導入します。レンタル上で claude --version を確認します。サブスクリプションの claude auth login は対話 TTY で実行し、ワンライナーの非 TTY SSH は使いません。API 自動化と OAuth を同一シェルに混ぜない理由は SSH PTY ガイド にあります。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
claude --version
ステップ 3 — ECC のクローン
cd ~
git clone https://github.com/affaan-m/ECC.git
cd ECC
npm install
リポジトリは大きいです。レンタル側に「ゴールデン」クローンを 1 つ置く運用が安全です。
ステップ 4 — ECC 導入経路を 1 つに絞る
経路 A(多くのチーム向け)— プラグイン:
/plugin marketplace add https://github.com/affaan-m/ECC
/plugin install ecc@ecc
経路 B — 最小手動(フックなし):
./install.sh --profile minimal --target claude
# または:npx ecc-install --profile minimal --target claude
経路 C — core からフックを外し、後から追加:
./install.sh --profile core --without baseline:hooks --target claude
./install.sh --target claude --modules hooks-runtime
npx ecc consult "security reviews" --target claude
ステップ 5 — ルールディレクトリのみコピー(プラグインユーザー)
プラグインは完全な rules/ を同梱しません。必要な言語パックをディレクトリ単位で ~/.claude/rules/ecc/ へコピーします。
ステップ 6 — 健全性チェック
cd ~/ECC
node scripts/ecc.js list-installed
node scripts/ecc.js doctor
node scripts/ecc.js repair
自動化では ecc status --markdown --write status.md(ECC v2.0+)も使えます。
ステップ 7 — SSH 越しの対話フロー
ssh -t user@your-maclogin-host "cd ~/ECC && claude"
tmux new -As ecc
# デタッチ:Ctrl-b d
ステップ 8 — ECC コマンドのスモークテスト
レンタル上の claude 内で /harness-audit、条件付きで /security-scan、/sessions などを試します。応答が遅い場合は二重導入を疑います。
ステップ 9 — オフボードとローテーション
リース終了時に Anthropic 側の鍵と OAuth を失効させ、方針に従い ~/.claude の ECC オーバーレイと ~/ECC を削除またはアーカイブします。手順は オフボーディング と レンタル比較 に沿います。
レンタル上の Claude Code 導入(深掘り)
Node v20+ のグローバル npm プレフィックスを固定し、nvm の複数バージョンと launchd サービスの食い違いを避けます。ANTHROPIC_API_KEY はデーモン環境(launchd)だけに入れ、人間のログインシェルでは claude auth login のみにします。16GB ユニファイドでは重い推論セッションを同時に 3 つ以上開かないようにします。
ECC プラグインとインストーラー(深掘り)
プラグインはスキル配布をマーケット経由に寄せたいチーム向けです。install.sh / npx ecc-install はモジュール分割やオフライン監査に向きます。導入後は必ず node scripts/ecc.js doctor を回し、Reset / Uninstall を参照してドリフトを解消します。Multica を併用する場合は セルフホスト記事 でポートとトークン境界を確認します。
ルールパックとプロファイル(深掘り)
rules/common と rules/typescript など、サブディレクトリごとコピーして相対参照を保ちます。monorepo ではルートの .claude 方針を先に揃え、実験は worktree で隔離します。
SSH と tmux の運用(深掘り)
非 TTY の ssh host claude は Input must be provided… when using --print 系で落ちます。ssh -t を標準にし、長時間ループは tmux に載せます。keepalive は 該当記事、PTY 詳細は Claude SSH ガイド を参照します。
トラブルシューティング
シナリオ 1 — スキルが二重に走る
症状:同一スキルが二度呼ばれ、フックログが対になっている。
原因:プラグインに加えて full プロファイルを入れた。
対処:ECC README の Reset / Uninstall に従い片方だけ再導入する。再導入前に doctor を実行します。
シナリオ 2 — ワンライナー SSH で即終了
症状:PTY なしで claude がすぐ終わる。
原因:擬似端末が無い。
対処:ssh -t user@host "claude" か、先に tmux に入ります。
シナリオ 3 — レンタル上の npm install 失敗
症状:EACCES、レジストリタイムアウト、TLS 失敗。
原因:Node が古い、出口フィルタ、レジストリ到達不可。
対処:Node v20+ へ上げ、VLAN で 443 を確認し、成功後に npm install --prefer-offline を試します。
シナリオ 4 — API キー設定後に OAuth が壊れる
症状:Remote Control やログインが失敗し、シェルに ANTHROPIC_API_KEY が残る。
原因:認証経路の衝突。
対処:unset ANTHROPIC_API_KEY のうえで対話 ssh -t から再ログインします。
よくある質問
/multi-* なら 24GB 超を検討します。ECC + Claude Code 用クラウド Mac をレンタル
Deploy in HK, JP, KR, SG, or US East with SSH in minutes.